概要
この記事では世界のヨコサワさんが考案したハンドレンジ表の見方と使い方についてまとめる。
テキサスホールデムのプリフロップでは、どのハンドで参加するかがかなり重要になる。
配られたハンドで参加するのか、参加するならレイズかコールかを判断するための表が提示されており、その使い方について解説しているのが以下の動画。
動画をみるだけでも勉強になるが、中程度の強さのハンドで参加するか迷うことが多いため、改めてこの記事でしっかり参加できるハンドについて把握することを目的としてまとめる。
ヨコサワハンドレンジ表
ヨコサワシステムで使用するハンドレンジ
↓この画像が今回解説されているヨコサワさんのハンドレンジ。

↓右側の赤い部分がスーテッド(マークが揃っている状態)。左側の青い部分がオフスーテッド(マークが揃っていない状態)。A5o(Aと5のオフスーテッド)は左端の下から4行目(黄色で囲まれている)の位置にある。

左上に行くほど強くなっており、そこから強さに応じて色が分けられている。
青・赤はほぼ全ての場合で参加可能。黄色、緑もポジションによるがある程度参加可能。
水色・白は降りることが多くなってくる。灰色はほとんど降りる程度の強さ。
個人的にはこの水色・白のハンドが来た時に参加するか否か迷うことが多いので、この記事でしっかりと参加の判断を正しく行うことができるようにしたい。

どのくらいのハンドの強さで参加できるのか
どれくらいの強さがあれば参加しても良いかは自分のポジションに応じて決まってくる。
基本的に自分がプレイする順番が後になるほど有利であるため、後ろにいる人数が多ければ強いハンドが必要になります、人数が少なければ弱いハンドでも参加ができる。これは後ろにいる人数が多いほど、自分よりも強いハンドを持っている可能性が高いことが理由になる。
ポジションごとに参加できるハンド
ここでは、ポジションごとに参加できるハンドについてまとめる。
自分のプレイする順番が回ってくるまで誰もレイズで参加していない場合が前提。
もし、レイズで参加しているプレイヤーがいた場合は話が変わってくる。
また、オフスーテッドとスーテッドの場合で参加できる一番弱いハンドをそれぞれ記載する。
BTN ボタン
参加できる色
自分がボタンの位置にいるとき、ハンドレンジ表の白色以上のハンドであれば参加できる
※自分より前に誰もレイズで参加していない場合
スーテッド
A2以上、K2以上、Q6以上、J7以上、T8以上、97以上、87、76、65
オフスーテッド
A7以上、K9以上、Q9以上、J9以上、T9以上、全ポケットペア
CO カットオフ
参加できる色
自分がカットオフの位置にいるとき、ハンドレンジ表の水色以上のハンドであれば参加できる
※自分より前に誰もレイズで参加していない場合
スーテッド
A2以上、K9以上、Q9以上、J9以上、T8以上、98、全ポケットペア
オフスーテッド
A9以上、K10以上、QJ以上、JT以上、全ポケットペア
HJ・LJ ハイジャック・ロージャック
参加できる色
自分がハイジャックの位置にいるとき、ハンドレンジ表の緑色以上のハンドであれば参加できる
※自分より前に誰もレイズで参加していない場合
スーテッド
A2以上、K9以上、QT以上、JT、T9
オフスーテッド
AT以上,KJ以上,55以上のポケットペア
ロージャックの前
参加できる色
自分がロージャックの前の位置にいるとき、ハンドレンジ表の黄色以上のハンドであれば参加できる
※自分より前に誰もレイズで参加していない場合
スーテッド
AT以上、KJ以上、QJ以上、JT以上
オフスーテッド
AJ以上、KQ以上、77以上のポケットペア
UTG(アンダーザガン)
参加できる色
自分がUTGの位置にいるとき、ハンドレンジ表の赤色以上のハンドであれば参加できる
※自分より前に誰もレイズで参加していない場合
スーテッド
AT以上、KQ以上
オフスーテッド
AQ以上、99以上のポケットペア
自分よりも前にレイズで参加したプレイヤーがいる場合
レイズしたプレイヤーのハンドレンジと同じ強さの色ならフォールド
例えば自分がボタンで水色のハンドが配られており、COがレイズしたときのことを考える。
COのプレイヤーは上記の表より水色以上のハンドを持っていると予想できる。
自分も水色のハンドであり、水色のハンドと同じ強さなので今回は降りる。
レイズしたプレイヤーのハンドレンジよりも1段階 強い色ならコールで参加
例えば自分がボタンで緑色のハンドが配られており、COがレイズしたときのことを考える。
COのプレイヤーは上記の表より水色以上のハンドを持っていると予想できる。
自分は緑色のハンドであり、水色のハンドより一段階強いのでコールで参加できる。
レイズしたプレイヤーのハンドレンジよりも2段階 強い色ならリレイズで参加
例えば自分がボタンで黄色のハンドが配られており、COがレイズしたときのことを考える。
COのプレイヤーは上記の表より水色以上のハンドを持っていると予想できる。
自分は黄色のハンドであり、水色のハンドより二段階強いのでリレイズで参加できる。
BB(ビッグブラインド)の場合
自分よりも前に参加しているプレイヤーが3~4BBのレイズであれば、水色以上のハンドでコールして参加できる。
ただし、BB(SBも含む)はフロップ以降では最初にプレイを行うため不利なポジションにいる。そこで相手を降ろすために4倍レイズを行う。※フロップ以降も有利なポジションである場合は3倍レイズで良い。
トーナメントの場合
強制参加費であるアンティが存在するため、全ての色を1段階下げて扱う。
例えば、自分がBTNにいるときに白色のハンドが来た場合は灰色として扱うのでフォールド。
自分がCOにいる時に緑色のハンドが来た場合は青色として扱うので前に参加者が居なければレイズで参加できる。
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