はじめに
この記事では世界のヨコサワさんの解説動画をもとにオッズ、必要勝率(エクイティ)、アウツについてまとめます。
この記事を読むとコールするかどうかを判断することができるようになります。
オッズ
オッズとは、勝った場合に得られるチップ量を賭けたチップ量に対する倍率で示したもの。
オッズがわかれば必要勝率を計算することができる。
必要勝率の求め方
オッズ = 最終的なポット総額 ÷ コールするのに必要な金額
必要勝率= コールするのに必要な金額 ÷ 最終的なポット総額
具体例1
具体的な場面を書きながら考えてみる。
BTNである自分とCOのプレイヤーでヘッズアップ(1対1の勝負)となっており、ポットが100とする。
このとき、COが50のベットをしてきたときのオッズと必要勝率を求める。
まず、オッズを求める。自分がコールするのに必要なチップは50であり、最終的なポット額は100+50(相手の賭けるチップ量)+50(自分の賭けるチップ量)=200となるので、200 ÷ 4でオッズは4倍になる。 ※自分の賭けるチップに対して、勝った場合に200のチップを得られる。
続いて、必要勝率を求める。自分がコールするのに必要なチップは50であり最終的なポット総額は200なので、必要勝率は50 ÷ 200 = 25%となる。※必要勝率はオッズの逆数
必要勝率の何が良いかというと、今回の例では4回に1回勝てば、元を取ることができる勝負になる。
ポーカーは全ての勝負で勝てることはできない上に、勝つ必要もないので、元が取れる勝負を行っていれば長期的にプラスになっていくことになる。
具体例2
BTNである自分とCOのプレイヤーでヘッズアップ(1対1の勝負)となっており、ポットが1000とする。
このとき、COが400のベットをしてきたときのオッズと必要勝率を求める。
オッズを求める。自分がコールするのに必要なチップは400で、最終的なポット総額は1800なので1800 ÷ 400 = 4.5倍となる。
続いて必要勝率を求める。必要勝率は400 ÷ 1800 = 22.22%となる。
注意点
参加人数が多い場合は自分が勝てる可能性が低くなっているので、必要勝率が足りているからと言って安易にコールはしない方が良い。
勝率と期待値の違い
勝率(EQ/エクイティ) ≠ 期待値(EV)
勝率(EQ/エクイティ)とはショーダウンまで進んだ時に勝つ確率。
その後に起こるアクションを加味してチップがどれだけ増えるか、減るかを示す値
必要勝率が足りていても、負けているハンドが多く、これ以降のベッティングラウンドでさらにチップを取られる可能性がある場合はEVが足りないことになるため、コールができない。
逆に必要勝率が不足していても、勝っているハンドが多く、これ以降のベッティングラウンドでさらにチップを取ることができる可能性がある場合はEVがあるためコールできる。現時点で役が完成していなくてもコールできる場合もある。
必要勝率の覚え方
↓こちらの画像は、上記の世界のヨコサワさんの動画で紹介されている必要勝率表。
相手のベットサイズに対して自分の必要な勝率が決まっているので都度都度計算しなくても良い。

コメント