マーケット用語集

シクリカルセクター

景気循環の影響を強く受ける業種や業界のことを指す。景気が良い時には業績が伸び、景気が悪い時には業績が悪化する傾向。例えば、自動車、鉄鋼、素材、建設などがシクリカルセクターに分類される。

・自動車

景気が良い時は新車需要が増加し、自動車メーカーの業績が向上。景気が悪くなると新車需要が減少し、業績が悪化。

・鉄鋼

建設や製造業の活況によって鉄鋼需要が増加し、鉄鋼メーカーの業績が向上。景気が悪くなると、建設や製造業の活動が鈍化し、鉄鋼需要が減少し、業績が悪化。

・素材

自動車、建設、家電など、様々な産業で使用される素材を扱う企業もシクリカルセクターに分類される。鉄鋼、非鉄、鉱業、ガラス土石、石油、石炭、ゴム、化学、繊維、紙パルプなど。

・建設

景気が良い時は大型プロジェクトや住宅建設が増加し、建設会社の業績が向上。景気が悪くなると建設需要が減少して業績が悪化。

SQ

先物取引やオプション取引などで使われる清算価格。日本では「特別清算指数(Special Quotation)」の略。毎月第2金曜日に東京証券取引所が公表している。

日経225先物やオプション取引には「限月(満期)」があり、満期日に未決済ポジションは強制的に決済されるが、その際の基準価格がSQ値となる。

3,6,9,12月は先物取引とオプション取引の両方のSQ値が公表されるためメジャーSQと呼ばれる。

SQが公表される週は清算が増えるためマーケットのボラティリティが大きくなり、激しい値動きになることがある。

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