日商簿記3級試験について

日商簿記とは

日本商工会議所が実施する簿記の知識と技能を図る検定試験。

日商簿記3級について

業種・職種に関わらずビジネスパーソンが身に着けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。基本的な商業簿記を習得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。

受験の流れ

申し込み

ネット試験
・テストセンターで申し込み
・受験料を支払い
最短3日後の予約が可能。受験も複数あり選択ができる。

統一試験
試験2か月前から申し込み受付開始。

3級の受験料は3,300円。2級の受験料は5,500円

試験

ネット試験
・受験者ごとに異なる問題がランダムで表示
・計算用紙と筆記用具は配布されるが試験後回収
・終了後即採点。合否が表示される

統一試験
・試験日2週間前～1週間前頃に受験票送付
・全員同一の問題。
・終了後計算用紙等は回収。
・試験後2週間後～1か月後頃に合格発表

・合格点は70点以上
・試験時間は60分

問題概要

第一問

仕分け形式で解答を行う問題が15問出題。

第二問

補助簿に関する問題、取引を勘定に記入する問題、文章の空所補充問題が出題。
補助簿では掛け元帳の推定、商品有高趙や固定資産台帳の記入問題、取引に応じて必要な補助簿を選択する問題が出題される。
勘定記入では決算仕訳に関する問題が出題。利息取引、繰越利益剰余金勘定や法人税等に関係する記帳など。

第三問

財務諸表(損益計算書・貸借対照表)、精算表、決算整理後残高試算表の作成問題が出題。

出題内容

第一問

商品売買

返品
諸掛り
手付金(内金)

現金預金

現金過不足
預金口座

債権・債務

貸付け
借入れ
手形
クレジット売掛金
電子記録債権・債務
未収入金・未払金
立替金・預り金
受取商品券

有形固定資産

購入
売却
貸借
改良と修繕

費用の支払

租税公課
通信費
旅費交通費
給料
その他の費用